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陵辱・輪姦される小説を掲載。体は堕ちても心は気丈に振舞う女性がコンセプト

捕まった艦娘 後編
2017-05-10 Wed 23:58

「おいお前ら、出ろ」

 眠りから覚めたのもつかの間、6人は牢から出された。なぜか道中に男たちはおらず手は出されなかったが、途中で少女たちは別の部屋に入れられた
 川内は言い知れぬ不安に駆られたが「後のお楽しみだ」と男に告げられ無理やり引っ張られていく。

 ついた先には海賊たちが待ち構えていた。男たちはニヤニヤとした顔で川内を見つめており、何ともいえない悪意と嫌な予感を感じていた。

 「何?またあんたらの相手をすればいいの?」

 「そうあせるなよ。今回お前の相手をするのはこいつらだ」

 そうして現れたのは、連れられた5人の少女だった。そしてその手には尻穴を開発するために流し込まれた液体の瓶を抱えていた。

 「喜べ、これからこいつらがお前に奉仕してくれるってよ」

 「なっ!?」

 「おらガキども。痛い思いしたくなけりゃとっととそれをこの女に塗りたくれ」

 だが少女たちは動こうとしなかった。これから行おうとする事が川内を苦しめることになることを理解していたからだ。自分たちを身を挺して守ってくれた相手に苦痛を与えるようなことなど出来るわけがなかった。

 「そうかそうかお前ら。またこいつの痛みを味わいたいみてーだな」

 男が少女にムチを見せると少女たちの表情は明らかに恐怖に震えていた。少女たちはそのムチで何度も叩かれており、その痛みと恐怖が体に染み付いていたのである。

 「・・・・卑怯者っ」

 川内は怒りに震えるが、男たちにはそんなことおかまいなしだった。このままでは少女たちは再びあの恐怖に襲われてしまう。川内はプライドを捨ててでも彼女たちの背中を押してやらなければならなかった。

 「みんな・・・私は大丈夫だから・・その男の指示に従って・・・」

 少女たちは戸惑ったが、川内が背中を押したことで一人また一人と川内に薬を塗り始めた。男たちに暴力を振るわれたくないという恐怖心から、少女たちは川内の体に容赦なく塗りたくっていった。腕、胸、尻に足と全身に何度も塗られていき、どろりとしたものが体をつたう感触は、川内に気持ち悪さと甘美な刺激を与えていた。

 「お前ら、特に腋と乳首と尻穴、膣内の中にはしっかりと塗りたくれ」

 男たちは性感帯である部分に塗りたくらせた。この二日間で犯された続けた川内の体は十分すぎるほど全身を開発されており、性感帯に塗られる感覚はすでに快感になり始めていた。

 「んっふぅ・・・くぁ・・っ」

 川内が苦しい声をあげると少女たちは手を止め川内の顔をうかがった。だが手を止めると男が少女に手を挙げてしまう。

 「てめえらッ!手をとめんじゃねえ!!!どうなるかわかってんのか!!!」

 男は机を蹴り飛ばし少女たちを恐喝した。すでに何度も男たちの暴力を見続けた少女たちは恐怖に萎縮し、目には涙を浮かべていた。

 「みんな・・・私は大丈夫だから・・・っ」

 川内は必死に笑顔を作り少女たちを安心させようと優しい声で促した。だが体は快感に襲われ始めており、肌を伝う粘液の感覚にすら感じているほどだ。
 瓶の薬が空になると、次に男たちは少女に川内の体を愛撫するよう命じた。薬を塗るのに比べれて撫でる位なら・・・と少女たちはさわさわと川内の肌の感触を楽しむように撫で回した。しかし男のゴツゴツとした手つきとは違う、柔らかく小さな少女たちの手は川内に新しい快感を与えた。

 「(駄目だ、この子たちは脅されてしかたなくやってるのに、何で私の体は感じてるんだ・・っ!)」

 その手つきに川内は心地よい快感を覚えていた。しかし守るべき少女たちに触られ感じてしまう自分自身にひどい自己嫌悪を覚えてもいた。ただ体は確実に少女たちから与えられる快感に溺れていった。
 徐々に少女たちの手つきは変わっていく。川内の締まった腰や臀部の感触を楽しむように、少女たちの手は這い回った。また自分たちのとは違う立派に育った乳房に興味を持ち、指で押して弾力を楽しんだり、膣口や肛門の周りを指でなぞったり中に指を入れて中の大きさや深さを確かめるようになぞりまわした。

 「(これ、ぷにぷにしててやわらかい。どうやったらこんなに大きくなるんだろう)」「(なんだろう、触ってると変な気分になってくる・・・)」

 「(なに・・・この子たちの手つきが・・・さっきまでと違う・・・?)」

 それまでおどおどとした手つきだったものが、まるで川内と肌触りや肉付きを確かめるようにねっとりとしたものに感じられた。そして少女たちの目つきも恐怖心よりも好奇心に満ちた目に変わっていた。

「(こいつはおもしろくなってきたな。あれを使うとするか)」

 
 男は隅に置かれた箱を開けると、そこには歪な形をした棒が入っていた。それはペニスのような形をしたが、その長さと太さは男たちのと比較しても一周り大きく、形もゴツゴツしていたり捻りが入っていたり様々な形をしていた。

 あまりのサイズは少女たちは戸惑いを隠せなかったが、男たちに睨みつけられ震える手で一人ずつ棒を持っていく。

 「ほら、そいつをその女の二つの穴ににぶちこめ。やらねえとどうなるかはわかってるよな?」

 そうはいわれても、その棒のサイズは川内の開発された穴と比較しても明らかにオーバーしていた。こんなものを今の彼女に挿れたらどうなってしまうか。その恐怖にいくら脅されても少女たちは動くことができなかった。
 
 「だめ・・・いくらなんでもこんなのむり・・」

 そのほかの少女も首を振ったり、うつむいたままで動こうとしない。その姿に男の苛立ちは募っていき、少女の一人の腕をつかむと乱暴に押し倒した

 「そうか、ならお前が代わりになるんだな」

 押し倒した少女の下着を引き剥がすと、あまりにも小さい膣口に棒を突きたてた。少し入るだけで股が裂けるような激痛が少女に襲いかかった。

 「いやあああああああ!!!!やめて!!いたいいたいいたいいいい!!!」

 あまりの激痛にこれまで少女自身あげたことがないほどの悲鳴をあげて止めるよう懇願した。だが男は意にかいさずさらに奥にねじこもうとする。

 「やめろぉ!!やるなら私にいくらでもすればいいだろ!!!」

 「うるせえ!こいつらが言うこと聞かないから教えてやってるんだよ!!!」

 「ごめんなさい!!ごめんなさい!!!」

 「チッ!次やらなかったらほんとにぶちこむからな」

 泣き叫ぶ光景を目の前で見せつけられ、躊躇していた少女たちは川内のそれぞれの穴に棒を押し込み始めた。あまりに大きさの違うその太さに筋肉はメリメリと悲鳴をあげ、背中を逸らし必死に痛みに耐えようと歯をくいしばる

 「あっ・・・がっ・・・いいいっ」

 目の前で苦しみ悲鳴をあげる川内の姿を前にしても、彼女たちは手を止めることができなかった。「ごめんなさい」「ごめんなさい」って涙を流しながらその棒たちは確実に川内の奥にまでねじりこまれていった。
 ゴツゴツとした突起物が膣内のヒダを刺激し、膣内は異物を吐き出そうと棒を締め上げ膣口を狭くする。だがそれによって突起とヒダはさらに密着し、川内にさらなる刺激を与えた。
 
 さらに少女たちは別の棒を川内の尻穴にねじこんでいった。それは膣内に挿入されたものよりは小さかったが、膣内が押し広げられたことで肛門内は圧迫されており、なかなか奥まで入ろうとしなかった。そこで少女たちは棒を回転させたり、上下左右にかき回して尻穴を無理やり広げながらメリメリという筋肉が伸ばされる音ともに奥まで押し込まれていった。あまりの圧迫感に川内は歯を食いしばり悲鳴をあげるのは堪えたが、白目になり全身がガクガクと振るえていた。

 「ハアッ・・・ハア・・・ッぐううう」

 ついに二つの棒は川内の奥までねじ込まれた。突き上げた下半身から二つの棒が生えている間抜けな姿に男たちは指をさして笑い侮辱した。そんな男たちの行動にも反応できないほどの圧迫感と吐き気、そして快感が川内を支配していた。
 だが休む間もなく刺さった二つの棒を少女たちはゆっくりと引き抜き始めた。笑われ続ける川内を少しでも早く楽にしようという彼女を思っての行動だったが、ヒダをえぐりながら抜き出される快感は挿入されたときの比ではなく、抜かれていく棒には川内の愛液がべっとりと付着しており、糸を引きながらその姿を現していく。

 「うっ、ん・・・んぁ・・・」

 先ほどの悲鳴とは異なり甘い吐息が含まれ始めた。異物ともいえるサイズのものでさえ川内の体は受け入れ始めており、その姿に少女たちは戸惑いつつも、心の奥が何かがはじける感覚にも襲われた。その瞬間、少女たちの何かが崩れ始めたのである。

 「んんあああ!!??」

 男たちに指示されていないにもかかわらず、突然少女たちが川内の体を再び愛撫し始めた。その手つきに戸惑いはなく、明らかに川内の体を楽しむために動いていた。背中や腹の形をなぞるように指を這わせ、臀部をもみしだき左右に広げ肛門の穴を広げ中をかき回した。
 あまりの突然の少女たちの豹変振りに川内は驚きと恐怖をいだいたが、その表情は焦点がさだまっておらず、どこか壊れたような笑みであり、川内は悪い予感を感じ取った。

 「お前ら!!この子たちに何をした!!」
 
「さあな、もしかしたらお前がガキどもを篭絡したのかもしれねえな」

「おいおい、あれだけ犯されても平気だったのは、実はレズだったってオチかよ」

「違いねえ。明らかに俺たちのときより感じてやがるからな」

「(ふざけるな・・・!この子たちに媚薬を使わせておいて・・・!!)」

 男たちを睨みつけるが、少女たちに愛撫され甘美な声に喘ぎ苦しむ今の彼女を怖がるものはおらず、ただへらへらと彼女を笑うだけであった。おもしろがった男たちが川内の乳首やクリトリスを摘んで転がし始めた

 「ほらお前ら、ここをいじってやればもっと喜ぶぞ」

 男たちの指示に従い、少女たちは川内の乳首や尻穴、腋やクリトリスなど性感帯となっているところを集中的に弄り始めた。

 「おねえさんのここ、やわらかくてきれい・・・」
 
 少女たちは陰部の感触を楽しむように押したり撫で回した。ぐにぐにと揉み上げられ刺激される膣口はひくひくと動き少女たちの好奇心を誘い、さらに深く触りこんでいった 

 「はあっ・・・あああっ・・・ああぁ・・みんな・・やめ・・て・・・」

 懇願も空しく、少女たちは一心不乱に川内を犯し続けた。苦悶の表情を見せるが太股にはビクビクと振るえ、力なく股を開いてしまう。股を開いたことで晒された膣口に少女たちは容赦なく指を入れ込んでいった。ぐちょぐちょと音を鳴らしかき回される膣口からは透明な愛液が糸を引き、指先に絡んだ愛液を少女たちはハチミツを舐めるように愛しそうに舐め上げていった。
 
 実は少女たちは別部屋で川内に使われた薬とは異なる性的興奮剤を投与されていた。そのため少女たちが抱いていた川内への憧れの想いは彼女を犯し自分のものにしたいという欲望に変換されてしまっていた。
 その性的興奮も恐怖の前に表に出ることはなかったが、男たちの指示とはいえ川内を犯し悶えさせたという事実は、少女たちに強い罪悪感と興奮を与えその幼い心を歪ませていった。

「みんな・・・正気にもどッんむっ!?」 

「おねえさん・・・だいじょうぶ・・もっと気持ちよくなって・・」


 自分に食べ物を食べさせてくれた少女が川内にキスをした。それは少女のものとは思えない、舌を絡め互いの唾液を交換しまうねっとりとしたキスで、思わず川内も我を忘れ舌を絡めあってしまう。

 「はぁ・・・んちゅ、んむっん・・・・」
  
 少女たちは愛撫によって柔軟になった膣口に舌をいれ膣口を広げながら愛液を舐め上げていった。指とは違うざらざらとした感触は川内にさらなる快感を与えた。体中に脂汗を浮かべ顔こそまだ理性を保っているように見えたが、すでに体は抵抗の意思を諦め、少女たちからもたらされる快楽を受け入れていた。

 「(くくっ、やはりこのガキどもを絡ませて正解だったな)」

 いくら男たちが犯しても抵抗の意思を示し最後まで男たちに媚びなかった川内に対し、何としても屈服させたいと男たちは考えた。その中で身を挺して庇われた少女たちに川内を犯させれば、彼女の心に大きな痛手を負わせられると考えたが、その効果は期待した以上だった

 「ひひっ早く認めちまったらどうだ。こいつらに犯されて喜ぶ変態だって」

 「うるさい・・・・っ!!お前らがあんな薬を使わなければ・・・!!」


 川内のこの言葉に男たちは笑いを堪えるような表情を浮かべた。その姿に川内は不安に駆られたが、次に発せられた言葉は、川内の折れかけた心にトドメをさすには十分すぎるものだった

 「ギャハハハハ!!お前、あれを最初に使ったやつだと思ってたのか!!あれはな、ただのローションだよ」

 「へ・・・・?ロー・・・ション・・?」

 「そうじゃなきゃおかしいだろ?ガキどもだってあの液体には触れてるしそれを塗られたお前の体を舐めたりしてたんだぞ?なのにこいつらの体は疼いてないんだ。それが何よりの証拠だよ!」

 「だって・・・じゃあ・・・わたしは・・」

 「媚薬で感じてるとでも思ったのか?違うな、お前はほんとにガキどもに犯されてよがってた、ただの変態だったんだよ!!」

 「あっ・・・ああ・・・いや・・違う、ちがう・・・」

 心の支えだった守るべき少女たちに犯されて感じていた。それだけでも彼女にとって受け入れがたいことだったが、それは媚薬が理由でもなんでもなく、ほんとうに彼女たちに犯され喜んでいたのだと知った彼女の絶望は、計り知れないものであった。

 「ほらてめえら!この女をもっとよがらせてやれ!」

 「んはあっ! ああぁン!!!」

 もはや彼女に抵抗できる力も気力も残されていなかった。襲い掛かる自責の念と後悔は彼女の最後の心の柱をポッキリと折ってしまった。少女たちも快感にもだえる川内を姿に喜びを覚え、さらに責めを強めていく。

 再び少女は川内の頭を押さえ、舌を絡めキスを始めた。川内の目から光は消えうせ、少女に口内を犯されていた。さらに二人の少女は川内の乳房に吸い付くと、母乳を欲しがる赤子のように一心不乱に吸い続けた。臀部を犯す少女は力を入れて揉めば形を変え、弾力をもって指を弾き返す感触にうっとりとした目で恍惚に浸っていた。
 休みなく舐められた乳房には少女たちの唾液が糸を引いて垂れ堕ちており、指でいじられ舌で押し広げられた膣口は奥まで見えてしまうほど開ききっていた。
 
 「ほら・・おねえさん、わたしたちに任せて・・・もっと感じて・・」

 少女たちは床に転がった愛液にぬれた棒を広いあげると、再び川内の二穴に押し込み始めた。ただ押し込むだけでなく同時に乳首やクリトリスを刺激し、愛液を潤滑油に使いねじりこみ突起物をヒダに絡ませながら奥に押し込んでいった。それは明らかに川内を感じさせ犯すことが目的のものだった。
 
 すでに一度受け入れてしまった川内の二穴はすんなりと奥まで挿入させてしまった。だが少女たちは間髪いれずに奥まで入れた棒をゆっくりと引き抜き始めた。グチュ、グチュという音とともに引き抜かれた棒には大量の愛液が塗りつけらており、溢れた愛液が膣口から漏れ出していた。真ん中まで抜けると少女たちは再び棒を奥に押し込んでいき、そしてまた引き抜くを繰り返した。
 
 膣口を広げるようにかき回したり、わざと膣口を押さえ突起物がヒダをえぐるようにするなど、その内容には残虐性さえ含まれるようになっていた。
 最初ははやし立てた男たちも、少女たちのあまりにも変わり果て川内を犯しつくす姿に、恐怖を感じ誰も声が上げられなくなっていた。

「ふぅ・・・うぅ・・・ぐぅ・・あ、ああああ、ああ」
 
 常人であればすでに壊れてしまうであろう陵辱も、艦娘である肉体では耐えることが出来た。だがそれは少女たちにとっていくらぐちゃぐちゃに犯しても壊れない最高におもちゃにしか見えなくなっていた。
 
 「ねえ、今度はこっちの棒を使おう」

 「そうね、おねえさんこれじゃ物足りなくなってるみたいだからね」

 川内はやめてくれと涙目になって懇願するが、その姿は少女たちにますます火をつけてしまった。

 そして二穴の奥まで入れられた二つの棒を手にとると、それを勢いよく引き抜いた。

 「っんぎいいいいいいッッッ!!!」

 それは悲鳴なのか獣の叫び声なのかわからないほどの凄まじいうめき声だった。引き抜いた少女たちには川内の愛液が大量に飛び散ったが、そんな愛液を指でなめとると、それを口に含み彼女たちは口角を吊り上げた。

 「(おかしい・・あの薬にここまでの効果はなかったはずだぞ・・・!?)」

 川内の戸惑い苦しむ姿を見て屈服させたいという欲望から少女たちに薬を使い犯させた。だが目の前で彼女を破壊しようとする少女たちの姿は、男の想像をはるかに超えた怪物にさえ見えていた。

 少女たちは様々な棒を川内の二穴に挿入しては、その感触や川内の感じ具合を楽しんでいた。倒れたまま膣穴からは愛液が垂れ流されており、少女たちの為されるがまま陵辱を受け続けていた。ときおり刺激に反応しビクッと震えていたが、その口からは時々「あン・・・あぁん・・」という甘い息を含んだ声が漏れでていた。もはやそこに少女を守り生き残ろうとした美しい少女の姿はなかった。

  反応が薄くなった川内の顔をつかんだ少女は再び舌を絡めキスを繰り返した。「んむっ・・はん・・あん」と川内も目は虚ろとなり、胸を吸われ二穴に舌をねじこまれている快感に体を痙攣させていた。

  だがそんな最中、外が騒がしくなってきたと思ったのもつかの間、一人の男が汗だくになり部屋に駆け込んできた


 「すいませんボス!そいつの仲間らしきやつがあばれンゴッ!?」

 「道案内ご苦労。もう黙っていろ」

 男が言い終わる前にその頭は壁に叩きつけられた。そこには艦装を背負った女性たちが鬼のような殺気をみなぎらせ男たちを睨みつけていた。

仲間の目に入った光景は、体中に傷跡をつくり、女性としての体を陵辱されつくし横たわる川内の姿だった。その姿は彼女を怒りに奮わせるには十分すぎるものであった。


 「貴様ら・・・・川内に何をした・・・ッ!!!!」

 「お前ら!ガキどもと女のガラをおさえ」

 「遅いよ」

 勝負は一瞬だった。リーダー格の男は川内たちを人質にとろうとしたが、その前に助けに来た艦娘が男たちを吹き飛ばしながら間に入り川内たちをかばった。同時に横の壁が破壊され、助けに来た別働隊とともに川内と少女たちを抱え部屋を脱出した。

 人質を失い、目の前には武装した艦娘たちが武器を構えて男たちを見据えていた。川内を犯すことを楽しむため武器を持ち込んでいなかった男たちは丸腰で彼女たちに対峙することになり、男たちの未来には絶望しか残されていなかった。


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 「・・・っあ・・・ここ・・・は・・?」

 「よかった!目を覚ましたんですね。」
 
 川内が目を覚ますとそこは見慣れた船の中。周りには仲間たちが心配そうに覗きこんでいた。

 「ははは・・・みんな来るの遅いよ・・・大変だったんだから・・・」

 「ごめんなさい、信号の発信源を特定するのに時間がかかってしまいました。」

 なぜ彼らが川内を見つけることができたのか。それは壊された彼女自身の艦装にあった。長期遠征が多い任務では居場所を特定するために位置信号が艦装から発信されているが、彼女のものは海賊たちに壊され信号が途絶えていた。だが戦闘の中で負傷し仲間と離脱してもみつけられるように、艦装が壊れると、本体とは別の電源で異なる救難信号が発信されるようになっていた。もし艦装が捨てられていればこの信号も役に立たなかったが、艦娘は機密技術が含まれた艦装とセットでなければ商品価値は大きく落ち込んでしまうため、海賊たちも壊れた艦装を捨てずに保管していたのだ。
 海賊たちが自分を艦娘として売るという事を話していたことを聞いており、いつかこの信号をたどって仲間たちが助けに来てくれると確信していたからこそ耐え抜くことが出来たのだ。
 だが敵のセンサーにかからないようにするために、また別電源でバッテリーを長時間持たせるために信号自体は微弱で発見に時間がかかってしまった。
 
 「ねえ・・・あの子たちはっ・・どうしてる?」

 「皆さん別の部屋で眠ってもらっています。その・・・少し正気ではありませんでしたので・・。それと、川内さんが逃がした駆逐艦の子たちは皆無事に合流できました。」

 「そっか。何はともあれ無事なら安心したよ。 ・・・っ」
 
 少女たちを気遣う彼女だが、その手は震えていた。彼女自身仲間たちの手前平静を保とうとしているが、連日連夜犯され続けた心の傷はそうそう消えるものではなかった。
 
 「っ・・川内さん・・・」

 「あっ・・・ごめん。すぐに止まると思うから・・・・駄目だな。ははっ・・・」

 そのとき川内の体はとても柔らかく、温かいものに包まれた。川内が少女たちを優しく抱きしめたように、彼女もまた優しく抱きしめられていた。温かい手つきで頭を撫で、ゆっくりと背中を叩かれ、心が落ち着いていくとともに、それまで我慢していた様々な感情が堰を切ったようにあふれ出してきた
 「あっ・・・・あっ・・」

 「もう我慢しなくていいんです・・たくさんつらいことがあったんです・・・泣いてください・・・いくらでも叫んでください・・・皆で受け止めますから・・・」
 

 「・・・わ・・たし・・・っあの子達を・・守らなきゃって・・・つらくても・・耐えなきゃって・・でも・・でも・・」

 「うんっ・・・うんっ・・・」

 「怖かった・・・助けて欲しかった・・・だから・・みんっ・・んなが・・来てくれて・・」

 それ以上彼女は言葉を発せず、堰が切れたように仲間の腕の中で泣き出した。嗚咽もまじり鼻水もたれ赤子のように泣き叫んだが、誰もそんな彼女を笑うことはせず、ただ黙って、疲れて眠ってしまうので受け止め続けたのだった。

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